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空港+とらやの限定小形羊羹

成田空港と羽田空港で
お土産に買えるから
便利!


虎屋といえば室町時代に創業した老舗の和菓子屋で、「とらやの羊羹」といえば贈答用の和菓子の代名詞です。子供の頃とらやの大きな羊羹をいただいて、少しずつ切って大人と一緒におやつに食べたような記憶がありますが、重いしチョコレートやスナックのようなお菓子ではないのであまり好きではなかったのを覚えています。1本の量が多いので何日も同じおやつが続いて飽きてしまったようなイメージもあり、とらやの羊羹を自分で買うことは一生ないだろうと思っていました。

先日、日本から我が家を訪ねて来てくださった方に手土産でとらやの羊羹をいただきました。もう20年以上食べたことのないものだったのですっかり忘れていて、今はどんな商品があるのかも全く知りませんでした。いただいたものは小さなサイズの羊羹が詰め合わせになっている「小形羊羹セット」で、羽田空港店で売っている限定のパッケージでした。定番の小倉羊羹、黒糖羊羹、はちみつ羊羹、抹茶羊羹に空港限定の紅色の羊羹が入っています。1つ1つが食べきりサイズでちょうどよく、いろいろな味があるので同じものを食べ続けて飽きることもありません。さっそく基本の小倉羊羹をいただいたら、それはそれは美味しくて、大人になって味覚が変わったのか外国生活で和菓子に飢えていたのか、とにかく虎屋の羊羹のファンになってしまいました。

お土産のミニ羊羹がきっかけで、とらやの羊羹について調べてみました。今は贈答用も巨大なサイズではなく小形の詰め合わせのほうが主流のようで、小形しか作られていない種類もあります。日持ちがするといっても大きなものを何カ月も冷蔵庫に入れておくのは気が引けるし、室町時代と違って今はあらゆる和菓子や洋菓子があふれていて羊羹だけが御馳走でもないため、ミニサイズを少しだけ楽しむほうが時代のニーズにも合っている気がします。販売店舗は全国のデパートにあって、基本の羊羹に加えて季節の和菓子も販売されています。

海外在住組にうれしいのは、羽田空港と成田空港の第一、第二ターミナルにも店舗があること。デパートのあるエリアに滞在しなかったり、買い物に出かける暇がなくても帰国時や出国時に空港でしっかり買っていけます。更に、空港限定羊羹や空港限定パッケージがあるのでここでしか手に入らない特別感も味わえます。生菓子ではないため賞味期限は1年あり、開封しなければもう1年くらい持つということで、買い置き用にも最適です。私はまとめ買いをして、気分転換をしたいときや気持ちを引き締めたいとき、自分へのご褒美などにお茶を点ててミニ羊羹をちょっぴり食べることにしています。

さて、空港限定の羊羹は空港で手に入りますが、とらやのホームページには京都限定のミニ羊羹というものが紹介されています。オンラインショップでは手に入らず、店舗限定です。味は白味噌と黒豆黄粉の2種類で、どちらもすごく美味しそう。関空に降りて1泊して京都まで行こうか、神戸に用事があるとき足を伸ばそうか、など考えていたら、たまたま日本の父が京都に出張する機会があると聞いたので、これはチャンス!と思って京都限定の羊羹を買ってきてもらい、国際郵便でスイスに送ってもらいました。時期が2月だったのでちょうどバレンタインデーで、この時期限定のラムレーズンの羊羹も見つけたと言って一緒に入っていました。よい家族や友人がいるのは幸せなことです。こうして私はスイスに住んでいながら空港限定や京都限定、季節限定のとらやの羊羹を全て制覇したのでした。ちなみに海外店舗としてパリに虎屋の直営店がありますが、田舎者ゆえパリまで出て行く機会はなさそうです。

日本で物が溢れかえっている都会に住んでいると、ほかにも素敵なお菓子が数えきれないほどあって、あまり目立たない羊羹。洋酒やスパイスをたっぷり使った凝った洋菓子もいいけれど、砂糖と小豆と寒天だけで作られたシンプルな和菓子はやっぱり美味しいものです。

次はいつ手に入るかわからない貴重な限定品を忘れないようにメモしておきます。



空の旅(空港限定)
「紅色の煉羊羹に希少な白小豆を散らし、夕焼け空に浮かぶ雲を表した羊羹です。」
(商品パッケージより)
白小豆、手亡、福白金時を使った上品な白あんのような羊羹で、真っ赤な夕焼けのような透き通る紅色がとてもきれいです。よく見ると小さな白小豆が入っていて、確かに雲のように見えますが、かなり薄い色なので気づかずに食べてしまいます。しっかりした甘さで、甘納豆のような風味も感じられます。


白味噌(京都限定)
「西京白味噌のまろやかな味わいをこめた、京都限定の小形羊羹です。」(商品パッケージより)
塩辛さとコクがあってとてもおいしい、ちょっと変わった羊羹です。柏餅の味噌あんをようかんにしたような感じなので、あんこの味が苦手な人でも食べられそうです。白味噌の甘辛さが病みつきになります。


黒豆黄粉(京都限定)
「京都産の黒大豆と大鶴大豆をまるごと煎りあげたきな粉の、香ばしい風味をお楽しみいただける、京都限定の小形羊羹です。」(商品パッケージより)
大豆の香ばしさがしっかり感じられておいしい羊羹です。後味も香ばしくて、きなこの美味しさがしっかり出ています。見た目も黒豆の粒々した感じが素敵で、白あんが苦手な人でも香ばしさが勝っていてさっぱりと食べられます。


ラムレーズン(季節限定)
賞味期限:製造から6ヶ月
販売期間:1月15日〜2月中旬(2017年のデータ)
「香り豊かなラムレーズンを刻み入れた煉羊羹です。」(商品パッケージより)
洋酒の味はそれほどきつくないので、ラム酒が苦手でも大丈夫です。白あんにラムレーズンの甘酸っぱさが加わってとても上品な味わいで、思ったよりもさっぱりした仕上がりでした。刻んだレーズンが羊羹の中に浮かんでいるのもきれいです。





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