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丸くてきれいな 石がたくさん 落ちているよ |
| イタリア語圏の南スイス、ティチーノ州の名前の由来でもあるティチーノ川。スイスのティチーノ州とウーリ州の境であるサン・ゴッタルド峠の南西ヌフェネン山道の辺りの源から南下して、ベドレット谷、レヴェンティーナ谷、リヴィエラを通りマガディーノ平地へ流れ、マジョーレ湖に合流します。マジョーレ湖は北部がスイス、南部はイタリアに属しているので、ティチーノ川も湖を通ってイタリアに入り、ポー平原を横切って南東のパヴィア付近でポー川に合流し、最終的にはアドリア海に流れていきます。 紀元前２１８年の記録では、パヴィアから北に２５キロほどの地点でローマ軍とハンニバル率いるカルタゴ軍が「ティチヌスの戦い」を繰り広げたといい、このティチヌスがやがてティチーノと呼ばれるようになったと考えられています。 ティチーノTicinoというのはイタリア語の呼び方で、ドイツ語ではテッシンTessin、フランス語ではテッサンTessinと発音されるので、スイスのドイツ語圏でテッシンと聞いても慌てずに。また、ドイツの北東の都市ロストックの近くにテッシン市という同名の街があるので、ドイツ人とテッシンの話をするときはスイスの話か旧東ドイツの話か混同しないようにしましょう。 さて、我が家はティチーノ川のすぐ近くなので徒歩５分で川遊びができます。ニジマスの泳ぐ美しい川で、夏はスイス各地やイタリアからもキャンプや散歩に来る人が大勢います。普段はゆったりと流れる浅い川なので川辺で日光浴をしたり、子供が水遊びをしても全く危険はありませんが、大雨のときや上流のダムが開けられたときは急激に水かさが増してごうごうと流れてくるので大変です。  |
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